2001年5月29日号
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スケートボードと |
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荻堂 盛貴さん(24歳) 宮城スケートボード愛好会会長。現在プロを目指して全日本スケートボード協会サーキットに参加。塩竈市内で両親、兄、妹の5人暮らし。 |
勢いよくスケートボードに乗り、あざやかに障害物を高く飛び越す。次にはボードを持ちながら宙高くジャンプ! スピードに乗ってあざやかに技を決めているのは、宮城スケートボード愛好会会長の荻堂盛貴さん。
「スケートボード歴は8年。始めたきっかけは、友人がやっているのを見たことです。すごいスピードで滑るのを見て、ビビッときたんですよ。よし、自分もやってみよう!と思ったんです」。
小さい頃からスポーツが得意な荻堂さんだったが、始めてみたら不安定なスケートボードを操るのはほんとうにむずかしく、すっかりのめりこんだ。バランス感覚と瞬発力、スピードの恐さを克服する勇気が必要な奥が深いスポーツなのだ。自分の足とボードとが一帯となったような感覚で思い通りに滑れるようになるまでに3年くらいかかったという。技を決めたときの快感はやってみなければ分からないというほど爽快だ。そして、さらに高度な技に挑戦しようと意欲が増す。
現在、運送会社に勤務するかたわら、プロを目指している。プロになるには、全日本スケートボード協会サーキットに参加して各地を転戦し、各サーキット戦で優勝するか、または年間ランキング上位10位以内になることが要件。荻堂さんはその10位以内がもうすぐのところに位置している。勤務終了後に毎日2〜3時間、休日には6時間も仙台市内のスケートボードパークでトレーニングを続けている。その真摯なスケートボードへの情熱を、家族も会社の同僚も理解し応援してくれているという。「サーキットで上位に入るようになってから、遊びではなくちゃんと努力しているんだと認めてくれるようになりました。ただ、サーフィンをやっている兄とは『俺のほうが上手だよ』『いやそうじゃない』なんてお互いにいいあっていますけど(笑)」。
昨年1月、宮城スケートボード愛好会を結成した。初心者たちがスケートボードを楽しもうと思っても安心して滑る場所がないと困っているのを聞いた。そこで、スケートボードやBMXやインラインスケートなどのエクストリームスポーツが楽しめる公共の場所を提供してくれるように行政に働きかけようと考えたのがきっかけだ。
「横須賀市にはすでにそのような公園があると聞いています。若者がたくさん集まる街仙台にもそのようなスペースがぜひ欲しいと思ったのです。会員は約50名。これから署名運動などを展開していこうと考えています」。
市民に自分たちの趣旨を理解してもらうために、公園や歩道などでスケートボードを楽しんでいる会員たちには、迷惑をかけない、ゴミを捨てないなどのマナーを守って滑るように呼びかけている。
「スケートボードの仲間たちは、板1本でつながっていて、みんな板に乗っていれば幸せなんです。その楽しさを多くの人に知ってもらいたいので、これからもプロを目指しながら活動を続けていきたいですね」。
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