
2001年2月6日号
音楽は世界の共通語
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インスピラッション(左からジルさん、エリーさん、ユージンさん) |
ホテル松島大観荘専属の音楽グループ。レキントギター、クラシックギター、そして女性ボーカルのトリオで、世界のポピュラー音楽から日本の演歌まで幅広く歌いこなす。 問/ホテル松島大観荘 TEL022-354-2161 |
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フィリピン・マニラ市 スペイン統治時代の歴史的・文化的遺産が数多く残っているフィリピンの首都。世界各地から観光客が訪れる、東南アジアの大都市。 |
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「ハーイ」「ハロー」と元気な声で取材場所に現れた、インスピラッションの3人。その明るく親しみやすい笑顔がとても印象的だ。「インスピラッション」というグループ名はスペイン語とタガログ語共通の言葉で、英語の「インスピレーション」にあたる。音楽を通じて、人に何かを感じてもらいたいという気持ちからこの名前を付けた。
ヴォーカルのエリーさん、レキントギターのジル・タンコーさん、そしてヴォーカルでありクラシックギターのプレーヤーでもあるユージン・アルバラドさんは、共にフィリピンのマニラ出身。フィリピンでも豊富なキャリアを持つミュージシャンだ。3人はそれぞれ、東京や静岡、名古屋などで活躍してきたが、中でもエリーさんは、3人の中で日本での歌手活動が一番豊富。
「歌っていると、いろいろな友だちができるから日本語は自然に覚えたし、自分でも勉強したの。でも日本の歌、演歌は難しい!」と話すエリーさんだが、美空ひばりやテレサ・テンなどの歌ではお客さんに拍手喝采を浴びている。
「レキントギターとクラシックギターという、アコースティックなバンドだけど、演歌もポピュラーも、それに今流行りのラテン系、何でもOKね。私はタンバリンでリズムをとって、パーカッション担当でもあるし(笑)。でも、とにかく精一杯歌ってお客さんに喜んでもらいたいの。だからお客さんに拍手をもらった時が一番嬉しい」。エリーさんはそう言って目を輝かせる。
「歌うことが好きだし、日本が好きなのよね。ホテルのお客さんも、松島も、もちろん最高よ」。
またジルさんとユージンさんも、静かで景色の良い松島をとても気に入っている。
「休みの日などは、仙台に遊びに行って友だちに会ったり、買い物をしたり、ここでの生活はとても充実してるし、満足してます。食べる物もおいしいしね。特に松島名産のカキ。フィリピンにもあるけど、松島のカキは最高だね。他にも日本の食べ物はほとんど大丈夫。納豆を除いてね」とジルさんが話すと、ユージンさんもエリーさんも、納豆はほんとに苦手、と苦笑い。独特の臭いがどうにも受け付けないとのこと。
日本、松島での生活を快適に過ごしている3人だが、ひとつだけ寂しいことは、家族と離れていること。国際電話で定期的に声を聴いてはいるが、やはり会って話をしたい、顔を見たくなる、と話す。
ホテル松島大観荘で演奏するようになって2年。1日2回のステージ、そして宴会でのステージもこなし、人気が定着している「インスピラッション」。ホテルにもステージの問い合わせが多いという。
エリーさんの情熱的な歌声、ユージンさんとジルさんの、時には激しく、時には郷愁を感じさせるギターの音色は、言葉を越えて聴く人の耳に届く。「そこが音楽のすごいところ。音楽は世界の共通語だからね。僕たちも日本に来て、歌を歌い、ギターを弾いて、たくさんの人に聴いてもらってるけど、日本語はわからなくても、歌でちゃんとコミュニケーションができる。これからもまだまだ日本で歌っていきたい」と、「インスピラッション」の3人は笑顔で話す。
その歌声を、ぜひ一度聴いてほしい。
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