2001年新春特別号



歌が大好きな少年が注目のヴォーカリストに
「信じて頑張ればいつか夢はかないます!」

清貴さん(18歳)

1982年仙台市生まれ。仙台市内の公立高校に通う高校3年生。2000年10月12日に東芝EMIから「No No No」でCDデビューした注目のアーティスト。2月にはセカンドシングル「VANISHING」が発売される。高校卒業後から本格的な音楽活動を開始する予定。

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 一見どこにでもいそうな普通の高校生。この少年が実は、大手の音楽関係者が今年一番期待できるヴォーカリストと太鼓判を押す「清貴」なのだ。
 清貴は仙台の公立高校に通う18歳。昨年10月のデビュー以来、その驚くべき歌唱力に注目が集まり、全国のFMラジオ局などにリクエストや問い合わせが殺到したのだとか。
 デビューのきっかけは1年ほど前。清貴は自分の歌声を吹き込んだデモテープを音楽プロデューサー中崎英也氏のもとに送った。中身はマライア・キャリーの曲ばかり。まず、高校生の男の子が女性ヴォーカリストの曲を歌っているというのが中崎氏の目にとまった。そして、その歌のうまさに息を飲んだ。
 「デモテープを送って3日後くらいに連絡がきたんです。でも、そのころパソコンで作曲するのに夢中で、しばらく連絡しないままになってしまって。3ヵ月後にマライア・キャリーのコンサートが東京であったので、そのときにオリジナルの曲を持って中崎さんに会いに行きました。コンサートのついでって感じでしたね(笑)」と清貴。
 中崎氏は、小柳ゆきの名を全国に知らしめた曲「あなたのキスを数えましょう〜You were mine」のプロデューサー。その中崎氏が清貴を「自分の感情をメロディーにおきかえて表現できる数少ないヴォーカリスト」と絶賛。その後、とんとん拍子に話は進んだ。
 通常、新人アーティストのデビューまでには約1年かけて準備を進めていく。しかし、清貴の場合は違った。なんとかして早くこの才能を世に出したいという関係者の意向から、正式決定から約4ヵ月後、10月12日には「No No No」でのスピードデビューとなった。
 とはいっても、清貴は現役高校生。もちろん学業が最優先だ。そのため、週末や夏休みを利用して東京へ通いレコーディングやプロモーション活動に忙しい日々を送った。かなりハードなスケジュールだったため、時間的・精神的に辛いこともあったという。
 そんな清貴の周りには、生まれたときから音楽があった。歌手を目指していたという母親の影響もあり、アレサ・フランクリンやスティービー・ワンダーなどをよく聴いた。
 「小さいころは、外で遊んでるか、家で音楽を聴いて大声で歌ってるっていう子どもでした。テレビはほとんど見なかったな」。
 とにかく音楽が好き、そして歌うことが好き。音楽を通じて今の自分を表現したい。同世代の人たちに共感してもらえるような曲を作りたいという清貴。高校卒業後は好きな音楽活動に専念できるのがうれしいと話す。
 「自分がこれって思えるものを持っている人は強いですよね。僕の場合は音楽。ひとつのことを死ぬまでやり通すってカッコイイじゃないですか。頑張ればいつか夢はかなうんだって、みんなにも伝えたいですね」。
 自らも作詞をするという歌には「空」「Fly」という言葉が目につく。歌うことが大好きだった少年が、大空に向かって羽ばたく日も近い。


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